■ 武器を捨てて 信頼感で描く理想 …【⑧近代自我の成熟 ■ 狡い人達 信頼 】理解18- □

【⑧近代自我 ■ 狡い人達 信頼 】理解18-
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数年前…柔道部OB会に出た時Nが…
「…F先輩は狡いから あまり関わらない方がいい…」…と言っていたのが印象に残っている。…俺もたまにではあっても高校の頃から診てきているからNの云う意味はなんとなくわかる。
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【 狡い人達 】とはどのような人々かと考えてみると… やはり自我意識の中の【 心や魂 】と呼ばれているような部分が…傷付いたり・病んだり・未成熟や歪み・欠落などの要因に因って…
■ 病んでいる…人達。
…だと捉えるべきなのだろうと思う。
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狡い…のと
賢い…のと
小賢しい…のと
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たぶん 同じような 脳や心の使い方をする現実対処なのだろうが
【 賢い 】と言われる事…英語なら
クレバーや スマート クリア…のような判断・行動とちがって
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【 狡い 】【 小賢しい 】とか言われる 行動・判断には 何か胡散臭い・邪念とでもいったものが感じられるのだと思うが
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【 邪念 】などと曖昧で抽象的な言葉では埒が明かないから
そうした【 狡い人達 】の狡さの元に成っていると思われる【 邪念・胡散臭さ 】の実態に就いて 少しキチンと 具体的に掘り下げて分析してみたい…と思う。
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まず 昨日観た「 道徳心理学 」に就いての記事を観てみたい。


【 リテラ 】
□なぜ、サヨク・リベラルは人気がないのか…社会心理学で原因が判明!?|LITERA/リテラ http://lite-ra.com/i/2014/11/post-616-entry.html □2018/01/22(月)□
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その理由について、アメリカでベストセラーになった一冊の本が、哲学や心理学、生物学の知見から重要な示唆を与えてくれる。本の名は『社会はなぜ左と右にわかれるのか』(高橋洋・訳/紀伊国屋書店)。

 著者で社会心理学者である
ジョナサン・ハイト教授によれば、
一見、人間は理性を用いて善悪を判断しているように思えるが、実は多くの場合そうなってはいないのだという。

 ハイトはこのように書く。
■ 理性は直感の召使いである。
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何が正しくて何が間違っているのかという判断は、
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〇感情的な反応として現れた後に、

〇語を介して論理的に正当化される。
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ようになっている。
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したがって、
〇誰かの考えを変えたいのなら、

…論理的議論によってねじ伏せるのではなく、

〇その人の“直感”や“感情”に語りかけなければならない。

ハイトはこれを、
《まず直感、それから戦略的な思考》
というフレーズで、
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■■ 道徳心理学の「第一原理」■
《まず直感、それから戦略的な思考》
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として提唱する。
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 さて、ここからが本題だ。
■■ 道徳心理学の「第二原理」■
は《道徳は危害と公正だけではない》。
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ここにリベラルが不利である最大の要因があるようだ。
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ハイトによれば、元来、人類は集団化を志向するようにプログラミングされており、進化論の一説でいうところの
【 集団適応 】の観点から考えることで、
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●人間の道徳の基盤
を以下の6つのペアに分類できるという。
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■〈ケア/危害〉……
苦痛を感じている者を保護し、残虐行為を非難すべし。
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■〈公正/欺瞞〉……
ふさわしい人々と協力し、抜け駆けする輩を警戒せよ。
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■〈自由/抑圧〉……

信頼できないリーダーによる不当な制限を退けよ。
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■〈忠誠/背信〉……
チームプレーヤーには報酬を、裏切り者には制裁を。
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■〈権威/転覆〉……
安定のために有益な階層関係を形成し維持せよ。
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■〈神聖/堕落〉……
聖なるものを尊び、汚らわしいものを卑しめ。
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■ リベラル諸氏「なるほど、われわれは
上の3つ
(ケア、公正、自由)を、
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■ 保守は
下の3つ
(忠誠、権威、神聖)を
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重用視しているのだな」と。
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 それは半分間違っている。
ハイト教授らがウェブサイトで募った13万人以上のデータを分析したところ、
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リベラルの道徳基盤は
〈ケア〉〈公正〉〈自由〉
の3つに依存するが、
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一方の保守主義者は
■ 6つすべての基盤を用いている。
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ことが分かったというのである。
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ここでは保守とリベラルという視点から参照されているが 俺はこれを
■ 近代自我意識形成に於ける…困惑点や逡遵のポイント整理として診ると面白いと思えた。
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昨日は↓下のように観た。
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そして、リベラル陣営が“おとなしいインテリ”のままであるならば、保守主義者や「愛国者」の勢いを止めることはできないだろう。
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 われわれリベラルも知性をいったん脇に置いて、“感情”という武器を再び手にとるべき時がきたのかもしれない。
(梶田陽介)
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> 今後、ネットを含めた“論壇”は、ます>ます感情のやりとりが試される場になる。
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【 感情という武器 】…ここに視点を置いた点には共感できる。しかし 問題はそこから先の話しになるのだろうと思う。
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聞き手の情に訴えかけるにしても 彼等が身に付け・慣れ親しんでしまっている…単なるローカル・地域・ナショナリズムなどの 限定組織連帯型の狭量な 組織エゴ的な感性・感情の 妄想・信仰・信念に訴えかけてはいけないのだろうと思う。
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1番の問題点は いわゆる多くの一般大衆は
成長や理解を求めてはいない事にある。
彼等が求めているものは【 安定 】や【 安心 】【 持続・継続 】…であって
【 成長・改善 】などを求める気持ちよりも それに伴うかもしれない【 変化 】を恐れる気持ちの方が強い感じなのだろうと思う。
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□1997/00/00□【番組中に帰る伝説回】西部邁VS宮台真司 佐高信 田原総一朗【ガチ論争】 - YouTube https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=fQf2EFGUYdA □2018/01/22(月)□
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先日自殺した西部邁宮台真司佐高信・田原聡一朗4人の1997年の対談を観たが…やはり お互いが自己の視点に固執した態度に終始している為に話が前に構築されていかない感じに診えた。
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宮台は自らの認識を西部に伝える努力というより西部の不見識・認識・認知な硬直性に対して侮蔑的・不遜な感情表現で 挑発的である事に因って 西部の真摯な理解・傾聴・思考の姿勢を敢えて妨げている。
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こうした部分に【論争・討論】型の言論スキルを身に付けてきた者たちの問題点があるように診える。
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相手を落ち着かせ・話を引き出す・話を育てる姿勢より…相手の問題点を突く事に因って相手を挑発し・苛立たせ・戸惑わせるような話し方のテクニックを身に付けてしまっているように診える。
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まず第1の問題点は そうした所にあるように思う。
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※ニュース感想

やはり色々な事件は起きているんだな。と感じる。模倣犯・類似犯罪発生の予防にも やはり情報の正しい公開と公の場での詳細・緻密な分析・検証が大事だろうと思われる。

ドイツ史上最悪の殺人犯か、元看護師に新たに97件の患者殺害容疑
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=4955158

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